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【千歳】震度7の揺れも体感できる!防災学習交流センター『そなえーる』で震災について学ぼう

2018年9月6日、北海道の南西部を震源に、大きな地震がありました…。

miraが2年前まで住んでいたのは、大規模な地盤沈下と液状化で連日ニュースで取り上げられていた、あのあたりです。

昔住んでた家、玄関半分まで泥で埋まってました。あっぶな…!

 

引っ越したとはいえ、現在のmiraの家周辺も結構揺れが大きくて、庭のコンクリート塀ボロボロに崩れたり、家の中にも亀裂が入ったり…。

次大きな揺れが来たら、家崩れるんじゃないかと今でもドキドキ。

 

揺れももちろん怖かったですが、その後の北海道全域の大停電が本当に大変でしたね。

冬じゃなかったのが不幸中の幸い。

真冬に2日間ストーブが付かないことを考えると、今でもゾッとします。

 

その時に思い知らされたのが、備えの無さ!

 

東北、熊本と大きな地震のニュースは見ていたはずなのに、完璧に油断していました。

まさか北海道で、こんな大きな地震が起きるなんて…!!!ねえ!(同意を求める)

 

千歳にある防災センターは、災害を体験しながら、備えることを学べる施設です。

震災後に訪れましたが、ためになる情報ばかりで、もっと早く来ておくんだったと思いましたよ。

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千歳防災学習施設そなえーるは、住宅街の中にあります。

地震の大停電の時、こちらの前を通ったら自衛隊による炊き出しが行われていました。

学習施設だけではなく、実際に震災の時には避難所として機能していたことに感心。

 

普段からこちらでは、避難所宿泊体験など不定期に防災イベントも行われているようです。

気になる方は公式ホームページをチェックですね。

防災学習交流センター「そなえーる」イベント情報 - 北海道千歳市公式ホームページ - City of Chitose


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玄関から入ったら、正面にある受付に名前を書きます。

お姉さんが座ってるので、すぐ分かりますよ。

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1階には手作りの消防車。

衣装もあるので、消防士さんになりきって写真撮影も楽しそうですね。


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広々とした2階には様々な展示があります。


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地震に備えて、家具を固定したり、災害時にあると便利なものなど、色々な情報が展示されていて興味深いです。


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ダンボール式のトイレ。

意外としっかりしていて、大人が座っても安定しています。

 

今回我が家は水道は止まらなかったので、飲み水の確保やトイレに困ることはありませんでしたが、マンションやオール電化の家では水が出なくなり、トイレが流せなくなった場所もあったようです。

汲み置きした貴重な水を、トイレのたびに流すのは勿体ないので、中に固形剤を入れて使用するトイレもあると便利かもしれませんね。

 

家が無事なら、直接トイレに設置できる方が、場所をとらなくて便利かなf:id:mira5507:20180612072949g:plain

 

持っていれば、ドライブ中の渋滞やキャンプなど、普段の生活の緊急時にも使えそう。

 


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こちらがよく、避難所に設置されてる映像がテレビで流れる、ダンボールのベッド。

 

避難所生活が長くなると、床で寝るのが辛くなってきますよね。

ベッドなら腰掛けるのも楽だし、底冷えしなくて、辛い避難生活が少し楽になります。

試しに寝っ転がってみましたが、大人が寝ても全然平気!かなりしっかりしてますよ。

 

こちらもネットで1万以下で買えるようですが、さすがに家にはいらないかな

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家での備えとしては、インフレーターマットや銀マットなど用意しておけば、キャンプでも使えて災害時にも対応できそうですねf:id:mira5507:20180207235326g:plain


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災害時に役に立つ生活の知恵もありました。

 

ペットボトルをコップ代わりにしたり、皿を汚さないで使うアイデアなど、今回の災害でも知ってたら便利だっただろうなって方法が色々。

 

こちらの掲示物は、自由に写真に撮っていいそうですf:id:mira5507:20180207235242g:plainf:id:mira5507:20180207235257g:plain


覚えておいて、家に帰って家族で防災について話すきっかけにもできそうですね。


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被災が長引くと、衛生用品が手に入らなくて困ります。

今回もみんなが買いだめしたことと、物流がストップしたことから、おむつや生理用品、ペーパー関係は品薄になりましたね。

 

びっくりしたのは、電気が復旧した後も物流が復活せず、なかなかスーパーに品物が並ばなかったこと。少し入荷しても、すぐみんな買っちゃうから、全然行き届かなかった。

買い物袋にタオルを入れてオムツにするアイデアは、いざって時に、赤ちゃん連れには必要な知恵f:id:mira5507:20180207234344g:plainf:id:mira5507:20180207235257g:plainちょっと工夫すれば、ナプキンの代用としても使えそう。

 

こちらは、自由に持ち帰れる、非常時の持ち出しリスト。
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地震の後、防災グッズを我が家も用意しなければ…と感じたのですが、何をどれだけ用意すればいいのか見当がつきませんでしたf:id:mira5507:20180828212713g:plain

 

これがあれば、必要なものを確認できます。

 ありがたくもらって帰りました!f:id:mira5507:20180207235054g:plain


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こちらの設備は、実際に無害な煙が充満して、火災の時に煙がどう動くか、どう煙から逃げたらいいかの訓練が出来ます。

 

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こちらは地震体験が出来る機械。

実際に起こった阪神大震災や東北の地震の揺れ方を再現、体感できます。

 

とっても興味があったのですが、息子がこちらの機械を見ただけでおびえてしまったので、遠巻きに眺めるだけにしました。

 

この時期はまだ余震が続いていて、息子さんも地震に対して恐怖心が強く、過敏になっていたので仕方ありませんf:id:mira5507:20180207235221g:plain

周りに聞くと、震災直後に熱を出したり、情緒不安定になった子どもがけっこう多くてびっくり。息子も1回目の揺れで外に一時避難した後、急に嘔吐して焦りました。

 

大人達でさえ不安でザワザワしているのに、何もわからない子供は、そんな大人の姿を見てもっと不安だったでしょうね。

 

 絶対に安全なんてことは無いのに、いざ大地震が起きるまで他人事だったことが、本当に反省点です。


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今回の揺れで、照明が外れかかったお宅も多いようです。

我が家は照明の真下に息子が寝ていて、照明の傘が外れかかった瞬間、慌てて旦那と私で息子に覆いかぶさりましたf:id:mira5507:20180207235119g:plain

寝る場所も考えなければなあと反省しました。


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断水した地域で話題になったのは給水用タンク。

給水所に行っても、容器がなければ水を持って帰ってくることが出来ません。

 

用意してくれてる給水所もありますが、人数が多ければ制限がかかったり、なくなってしまう場合も。

空ペットボトルも常に何本も家にあるわけではないし、タンクも用意しておいて損はないかなと思います。

 1つあれば、キャンプやレジャーで手洗いや給水用に使えますしね。

たためばコンパクトなので、使わないときも邪魔になりません。

 

あと、とにかく用意した方がいい!と強く感じたのはラジオ!
停電すると、テレビが見られなくなるので情報が一切入ってきません。

幸い車にワンセグがついていたので、テレビを見ながら携帯を充電出来ましたが、災害時はガソリンも貴重!(停電すると地下タンクから汲み上げられず、ガソリンが給油できません。停電復旧後もみんなが一斉に給油しに行くので、2時間並ぶことも)

キャンプに行くとき父から借りたまま、返し忘れて、たまたま家にあった手回しラジオが役に立ちました。

 

いつ来るかわからない余震に、落ち着かない時間を過ごす中、ラジオから聞こえる声と音楽が妙に安心したのを覚えていますf:id:mira5507:20180612072949g:plainf:id:mira5507:20180207235130g:plain


 

電池も速攻で売り切れて手に入らなくなるので、電池がなくても充電できる手回し式のダイナモ充電ラジオがおススメです。

f:id:mira5507:20180126184249g:plain私が買おうと思ってるのがこれ。

ちょっと値が張るけど、ソーラー、手回し、電池と3電源が使えて、携帯も充電できます。電池の備蓄があるなら、必死にぐるぐる回さなくてもラジオがきけるのが嬉しい。
 
発電所が止まったら、電波塔も動かなくて、北海道を基地局にした携帯がすべて圏外になるのも予想外でしたね。
 
みんな安否確認するし情報飛び交うし、電波も不安定なので、携帯の電池の減りも早かったです…f:id:mira5507:20180207235210g:plain
携帯は命綱。充電対策は必須です。
 

冬の防災対策としては、絶対に暖房を用意したいですね…。

震災時は灯油も簡単に買えないし、電気も使えないので、カセットガスで使えるポータブルストーブも検討中。

カセットガスなら、家で鍋したり料理にも使えるし、定期的に交換しながら備えておけそうです。

センゴクアラジンのカセットガスストーブは、デザインも可愛いので、使わないときはインテリアにもf:id:mira5507:20180126184245g:plain

 

 
千歳防災学習センターは、しっかり見て回っても1~2時間です。
子どもがいると、避難の仕方も備える物も変わります。
お出かけの途中で千歳を通ったら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
 
大きな地震を身を持って体験したからこそ、学べる事がたくさんありますよ。
 
 

千歳市防災学習交流センター『そなえーる』 詳細

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住所・所在地

千歳市北信濃631ー11

 

問い合わせ

 0123-26-9991

会館時間

 午前10時00分から午後9時00分
(展示施設については午前10時00分から午後5時00分)

定休日

月曜日・毎月の最終火曜日

定休日が祝日の場合はその翌日が休館日

子連れポイント

  •  見て、触れる体験施設
  • 年少から大人まで、様々な視点で学べる
  • エレベーターでベビーカーでも入れる
  • 子供トイレ、おむつ替えスペースあり
  • 近くに水遊びできる防災の森あり
  • 外の広いグランドでも遊べる

 

 

近くに防災の森という、湧き水とアスレチックのある広場もあります。

キャンプやデイキャンプも出来るので、土日はバーベキューをしたり、キャンプの練習やテントを干したりする家族で賑わっています。

住宅街に近いので、買い物に行くのも便利で、小さな子供を連れてのキャンプにもピッタリ。

水遊びできる公園としてもオススメですよ。

 

 

with-kids.hateblo.jp

 

時間があればこちらもどうぞf:id:mira5507:20180126184720g:plainf:id:mira5507:20180126184501g:plain

ではまた!