ふる川といえば、小樽、白老、定山渓、どこの宿も、ちょっと古風で落ち着いた内装とおもてなしの宿。
どちらかといえば子連れファミリー層向けではなく、カップルや夫婦、女子旅などでしっぽりと寛ぐイメージでしたが、今回訪れてみて大満足!赤ちゃん連れでも不自由なく過ごせました。
世間がコロナで大騒ぎになる少し前。
義理のお義父さんと、ottoの妹さん家族と、子供達を連れて3世代で温泉に行ってきました。
(その時はまさか、ここまでコロナが広がるとは思っていませんでした。志村さん…泣)
今回はお義父さんが宿を予約して下さったのですが
『ふる川って確か、上品な大人向けの宿じゃなかったっけ…?』
まだ小さな娘がギャン泣きして、周りにご迷惑をおかけしないか、ドキドキしながら到着です。
miraは独身時代、小樽のふる川に泊まったことがあるのですが、その時はチェックインの時にウェルカムドリンクでワインをいただきました
ワイン飲みながらチェックインってすごー!
と感動したのですが、定山渓でもおもてなしのウェルカムドリンクは健在でした。
フロントの左側に、ちょっと休めるスペースがあります。
受付して、荷物を運ぶ間、囲炉裏で甘酒を飲みながらホッと一息。
受付を済ませて、お部屋に案内されます。
今回は大人五人、子ども三人の大人数だったため、二間続きの大きな部屋に泊まりました
お部屋の中に囲炉裏があるなんて…調度品も趣があってステキ〜!
子連れでこんな素敵な宿に来れると思ってなかったので、機会を下さったお義父さんに感謝です
娘が小さいので部屋のお風呂も考えていましたが、部屋風呂はシャワーのみでした。あらら
ふる川には貸し切りのヒノキ風呂や、湯浴み着や水着を着て家族みんなで入れるぬくもりSPAなども用意しているので、お部屋でお風呂に入る事は想定していないようですね。
子ども向けのサービス・設備
ふる川がいい宿だ!という事は十分周知の事実なので。
私のブログでは赤ちゃん連れでどこまで楽しめるか!と言うところをチェックしていきたいと思います。
小脇に0歳児抱えて、うろうろ館内探検してきました
子供の館内着・アメニティ
温泉に行くと館内着が浴衣の所もありますが、浴衣ってすぐはだけちゃって、子ども抱っこしたり追っかけたりしてるとすぐ乱れるんですよね(大人も子供も)
ふる川の館内着は作務衣で、お洋服のように動けてとっても楽ちん♡
子供達には、とっても可愛い甚平を貸してくれました
サイズも豊富で90〜用意されています。
(6か月の娘は服のサイズ70~80だったんですが、90でも大丈夫でした)
この時は冬だったんですが、甚平の丈がすっっごい短いんですよね。
えっ、こんなに足出して寒くないかな?
と一瞬心配でしたが、館内はとても暑かったのでちょうど良かったです。
子供の生足が気になる場合は、赤い甚平の姪っ子ちゃんのように、薄めのレギンスを持ってくと調節しやすいかもしれません。
子供用のアメニティは、歯ブラシと、身体を洗うネットがもらえました。
身体を洗うネットが動物の形をしていて、0歳娘はぬいぐるみとして、アムアムかじって遊べました(笑)
子供達も「これで身体洗おうね〜」と温泉が更に楽しくなって、とっても素敵な心配り!
お部屋に用意されてた子供用のアンパンマンのスリッパには、かかとに黒いゴムが付いていて、脱げない工夫がされていましたよ。
あとはお部屋にオムツ専用のゴミ箱がありました!
これはありがたかった〜!
使用済みのオムツの臭いって、袋に入れても、時間が経つと漏れ出てくるんですよね。
家族だけならいいんですが、今回は義兄弟やお義父さんもいるので、オムツ袋を枕元に置いたり、トイレに置いたりするのは忍びないなと…
オムツ専用のゴミ箱があった事で、余計な気を使うことなく過ごせて良かったです。
赤ちゃん連れで温泉に入るなら花天の湯
ふる川の温泉は2018年12月にリニューアル。
宿泊棟とは別に、渡り廊下を渡って3階建ての温泉棟に大浴場が出来ました。
この日は2階花天の湯が女風呂、1階月地の湯が男風呂でした。
(花天の湯 画像引用 https://www.yado-furu.com/#spa01)
最初は私が娘を花天の湯に連れていきましたが、脱衣所にはベビーベッド、お風呂場にはベビーチェアー&赤ちゃん用のボディーソープ!(しかもママ&キッズ!感動!)
設備は申し分なく、ママ一人でも身体を洗って赤ちゃんとお風呂に入れます。
娘は場所見知りで不機嫌マックスでしたけどね…
温泉の温度も熱すぎず、赤ちゃんも入れる温度でした。
地味に娘さん、今回が初めての温泉デビュー。
赤ちゃん連れの温泉だと、肌への刺激や泉質が気になりますが、定山渓のお湯は無色透明のナトリウム塩化物泉なので、お湯も柔らかく安心して入れることができました
翌朝はお風呂が入れ替わっているとのことだったので、1階のお風呂に行きました。
(月地の湯 画像引用https://www.yado-furu.com/#spa01)
こちらもとても素敵なお風呂だったんですが、あちこち探してもベビーバスチェアがない。
ベビー石鹸はあるけど、ママ&キッズがない。
(脱衣所にベビーベッドはありました)
たまたまかと思いましたが、ottoに聞くと、前日も1階の月地の湯にはバスチェアーが無かったようです。
朝は男性陣が、花天の湯に娘を連れて行ったので不自由はありませんでしたが、もし私が月地の湯に連れてきたら、娘を座らせるところが無くて困ったかもしれません。
1人でお座り出来ない赤ちゃんを連れてお風呂に行くなら、2階の花天の湯が良いですね。
あと、脱衣所にいつも新品のバスタオルが置いてあって、自由に使えます
部屋からお風呂、お風呂上がりの館内で、タオル持ち歩かなくて良いのが手軽で良いですね。
mira家の男性陣は温泉大好きで、3回も4回もお風呂に入るので、濡れたタオルを何度も使わなくて良いのが、男性陣からも熱い支持でした。さすがふる川!(そこ?)
フリードリンクで一休み
フロント横にはサロン「であひ処」があって、みんなで食事までゆっくりする事に。
お酒やコーヒー、子供が飲めるオニオンスープや生姜茶など、色んなドリンクがありました
miraも梅酒が飲みたかったけど、授乳中なので我慢我慢…
小樽ふる川にもこういったラウンジがありましたが、非日常を感じられてとっても良いですよね。
本や雑誌などもあり、自由に読むことができます。
うっとり~
1階フロント横だけじゃなく、温泉棟の3階にも
ゆっくり出来る「ゆともりラウンジ」があります。
そちらにはお水と酢が置いてありました。
温泉棟と宿泊棟の連絡通路の階にあるので、男湯と女湯の待ち合わせ場所にぴったりです
フリードリンクがあって、思い思いの場所でゆっくり出来るって、とっても贅沢ですよね~。
お子様御膳と離乳食
食事は仙食庵(せんじきあん)
御座敷のようになっていて、とってもいい雰囲気。小上がりと、テーブル席があります。
温かい物を温かいうちに、というおもてなしから、料理は順番に運ばれてくるコース式です。
彩も盛り付けもとっても素敵!
お刺身やカニ脚など海鮮がとっても美味しかったです。
お子さま御膳もあるのですが、これがまたすごい!
大人のコースの合間に1の膳、2の膳と分けて運んできてくれます。
1の膳…海苔巻き、ハンバーグ、茶碗蒸し、コーンスープ
二の膳…唐揚げ、ポテト、エビフライ
量としてはちょこっとなんですが、こうして並べられるとすごい量があるように感じますね
もう終わりでしょ、と思ったら最後にデザート膳と、お部屋でも食べれるようにコアラのマーチが付いてきました。
これには息子も姪っ子ちゃんも大満足
ふる川には離乳食もあるという事でしたが、さすがに6ヶ月の娘が食べられる物は無いだろうと思ってベビーフードを持参していました。
お願いする予定はなかったんですが、受付の時にottoが確認したら月齢を聞かれたので
『えっ!まさか月齢対応してくれるの!?』
と思わず注文しました。
そして来た御膳がこちらです。
めっっっちゃすごい量!汗
娘さんまだご飯50gくらいしか食べないのに
おかゆ土鍋で炊いてるし。
味のない海苔と、ヨーグルト、湯葉と、野菜を炊いたものと、野菜スープ。
野菜スープにはズッキーニとか、鮭が入ってました。
入ってる食材や、味付け、硬さ的には8ヶ月〜向けの離乳食かと思います。
それにしても量が多い!
やっと8倍がゆにチャレンジしたばかりの娘さんには全てが早かった…
鮭もヨーグルトも海苔もまだ家で食べさせてなかったので
おかゆ数口とスープの上澄みだけ味見させて、あとは大人がいただきました
子供用のハイチェアと、赤ちゃん向けにバンボを貸してくれました。
館内のトイレ、ベビーキープありません
食事処の近くにあるトイレには、おむつ替えベットがありました。(女子トイレ)
でもベビーキープがない!
子供のおむつを変えるついでに、ママもトイレして行こう…って流れになるのは当たり前だと思うんですが、個室にベビーキープが無いせいで、ママの用が足せません。
いくら綺麗に掃除されてるとはいえ、個室の床に赤ちゃんを座らせるのは気がひけるし。
かと言ってオムツ替えベットに寝かせたまま、個室に入るのは目が届かなくて不安だし
結局子供を一回食事処に戻して、再度私だけトイレに行くハメに。
館内の他のトイレは利用しなかったので断言できませんが
トイレはママと赤ちゃんだけで行かない方がいい。
と、思います。
子供のおもちゃ、遊べるスペース有り
フロントから階段を上がった2階
エレベーター前に、相田みつをのギャラリーがあります。
外から見ると、ただのみつをの詩が飾られた和室なんですが、奥の方にブロックやおままごと、けん玉やコマなどのちょっとしたオモチャが置いてあります。
こま、けん玉、万華鏡などの昔のおもちゃもありますよ。
広々とした和室なので、少しくらい動き回っても大丈夫。
子供がお部屋で退屈したら、ここでおもちゃで遊ばせてあげられて良いですね
あと、いつもいるのか分かりませんが、フロントには飼育ケースに入ったウサギがいました
姪っ子ちゃんはウサギが気に入って、ちょこちょこ様子を見に行っていましたよ。
子供お断りの足湯カフェ、夜だけ子供OKに!
森の別邸『心の里 定山』
ふる川の駐車場にあって、1500円(宿泊者は500円)で18時まで利用できる、森の中の足湯カフェ。
(画像引用 心の里定山 https://www.kokorono-sato.jp/?_fsi=ernawJL0)
心の里定山が出来てすぐ、テレビで紹介された時。
とっても素敵で「めっちゃ行きたい!」とテレビの前にかじりついたんですが。
小学生以下のお子様お断り、の一言で「あっ、我が家には無縁の場所だ」とメモを捨てたのを覚えています。
子供抜きで定山渓まで足湯しにくる時間的余裕もないし。
子供を預けてまで、足湯しに来たいとは思わないし。
でもいつかは…
そんな贅沢もしたいよね
と憧れていました。
それが!宿泊者限定で!
19時半から無料で利用出来るんです!
しかも子供もOK!
えええええ!うれし…嬉しすぎる!(動揺)
子供もOKなんですが、ottoが気を利かせて、子供見てるからゆっくりしておいで〜と言ってくれたので
娘と息子を部屋に残して、ottoの妹さんと探検!
きゃっほー
温泉棟の2階、花天の湯の向かいに入り口通路があります。
食事前、温泉に入りに来た時は電気が消えてドアが閉まっていましたが、19時半以降に来たらドアが開いていました。
まっすぐ進んでいくと…
あれ?もしかして、外行く!!?
やっぱり、昼はこの通路使えないみたいです。
ご丁寧に、はんてんと、下駄が出口に用意してあるので、スリッパから履き替えて外に…
いやいや!さっ…さささ
寒い!笑
渡り廊下で直通なのかと思ったら、めっちゃ外歩きます!
てか裸足に下駄で、雪道歩くの超厳しいです!
これ子供置いてきて良かった…
子供OKだけど、この道子供抱っこして歩くの辛い
夏ならお散歩気分で歩けると思いますが
冬で雪がたくさんある時は、覚悟して来た方がいいです(笑)
玄関から中に入ると、スタッフの方が優しくお迎えしてくれました。
コーヒーサーバーのフリードリンク、ホットワイン、焼きリンゴ、焼き芋、クッキーなど、軽く摘めるオヤツも無料♡
焼きリンゴが美味しかった~(*´▽`*)
温かいラウンジで、普段なかなかゆっくりお話出来ない義妹さんと、美味しい物を食べながらのんびりママトーク
泊まりじゃないと、こんな時間に、子供抜きでゆっくり話せないから、すっっごく楽しかったです~
思い返せば、下の娘が産まれてからずっとべったりで、自分だけのお茶時間って半年ぶりかも。ottoにも感謝
飲み物やお菓子を持って、お外で足湯することも出来ますよ
足湯のところには座れるクッションも置いてあるし、寒くないように羽織も用意してくれてます。
羽織を着て、足湯して、温かい飲み物飲みながら、ゆっくりおしゃべりして…
コレ女友達やカップルで来たら、超盛り上がっちゃいますね〜!
残念ながら、足湯も入ってみようと思ったところで『娘が眠さのピークでギャン泣きしてる』とottoからヘルプ。
後ろ髪引かれながら、ダッシュで部屋に帰りました。
(エレベーター降りた瞬間、廊下に響き渡る娘の鳴き声…。ひえぇ、どんだけ!夢見心地から一転、現実に引き戻されました)
朝食はバイキング
ホテルや温泉のバイキングって、朝おかゆが出る場合が多いですよね。
だから朝の離乳食は、あるもの食べさせればいいか〜と思っていましたが。
ふる川のおかゆは一手間加えてあって、草?野菜?が入っていたので、娘には食べさせられず
昨晩御膳を注文したため食べなかった、瓶詰めのBFおかゆがあったので、そちらを食べさせました。一応持ってきて良かった~
おかゆと、フリーズドライの粉を、コーヒーサーバーの熱湯で戻して食べさせました。
ある程度月齢が進んで、食べれる物が増えるまでは、離乳食は持参が必須ですね
てか、まだこれしか食べないのにね…
昨日の夜の赤ちゃん御膳…
頼んだの、失敗したわ…(根に持ってる)
朝もバンボ貸してもらえました。
もぐもぐ。
食欲旺盛な娘で助かります。
売店…あったかな
書きながらあれ?と思ったんですが、そういえばふる川には売店がありませんでした。
お土産屋さんはくっついているのですが、売っているのは温泉まんじゅうや、キーホルダーなど、お土産の定番。
子連れ向きのホテルばっかり行ってると、ジュース、アイス、お菓子、玩具、お尻拭きやオムツ、アメニティなど、売店のコンビニさながらの充実具合いに助けられますが、ふる川にはそういった売店はありません。
あちこちにフリードリンクがあるので大人は困りませんが、子供向けにお菓子やジュースが無いので、必要なら持参した方がいいです
(だから、お子様御膳に部屋で食べるコアラのマーチ付いてるのかな)
定山渓ふる川 詳細まとめ
なんだかんだと書きましたが、結果とっても楽しかったです!
設備以上に、スタッフさん達のおもてなし、心遣いが、温かくて素晴らしかった…
お値段はちょっとしますが、特別な日に泊まりたい素敵なお宿でした。
気になる!もっと詳しく知りたい!
いくらで泊まれるの?と思ったら、こちらからチェック!
楽天ポイントを貯めてる方は楽天トラベル、PayPayボーナスを貯めてる方はYahooトラベルから予約するとポイントが貰えますよ!
住所・所在地
〒061-2303 北海道札幌市南区定山渓温泉西4丁目353
▲現在地からふる川に向けてナビを設定しています。クリックすれば、ルートや所要時間が調べられます。その他のオプションをクリックすれば、そのままナビも出来ますよ!
問い合わせ
公式ホームページ
子連れチェックポイント
- 子供用の甚平・スリッパを貸してくれる
- 子供に歯ブラシ、バススポンジ貰える
- 子供が遊べる玩具と部屋がある
- 飼いウサギがいる(餌やり出来ません)
- 家族風呂、貸切風呂がある
- お子様用の御膳がある
- 赤ちゃん用の離乳食御膳がある(月齢が難しい。利用するなら、事前に食材など問い合わせた方が安心かもです)
- 子供用のイスはハイチェアかバンボ
- お風呂にベビーチェアー、ベビー石鹸あり
- 脱衣所にベビーベッド、バスタオルあり
- トイレにオムツ替えベッドあり
- トイレにベビーキープなし
- お菓子やジュース、玩具など子供向けの売店は無し
- 子供のオヤツ、飲み物が必要なら持参がオススメ
- 冬は暖房ききすぎて夜暑い!子どもの服は薄着で十分。
ふるかわを出てすぐ隣にアップルパイ屋さんがくっついてます。
こちらも美味しいので、お土産に、帰り道のおやつにも、オススメですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました
楽しい旅行になりますように!
▼子連れで行った温泉やホテルをまとめています。お時間があればこちらもどうぞ