海外に行くことが決まって、まず最初に悩んだのは携帯のこと。
このまま持っていけるの?料金は?ネットは?
色々ネットを見て比較検討した結果
私→ iPhone(SIMロック解除)&海外SIM
夫→ iPhone & Wi-Fiルーターレンタル
に決めました。
ワイモバイルユーザーの選択
我が家は夫婦そろってワイモバイル。
最近のワイモバイルは契約時に世界対応携帯の設定をしてくれているので、特に自分が何をしなくても、海外に持って行ってそのまま携帯を利用することが出来るらしいのです。
しかし問題になるのは利用料金。
まずネットは一昔前のダブル定額みたいに(年齢がバレる)、利用量によって料金が2段階に上がります。
990キロバイトまでは使った分だけ、990KBから25MBまでは定額1980円(1日)、25MB以上は定額2980円(1日)
でも普通に検索したりGoogleでナビしてたら、あっという間に25MB行っちゃいますよね…。
なので実質、毎日2980円かかる計算。
短期の海外渡航ならまだ良いですが、1週間とか長期で行く場合は結構な金額になりますよね。
次に通話料。
日本で電話をした場合、通話料金がかかるのはかけた人だけですよね。
海外では、かけた方も受けた方も両方に通話料がかかります。
しかも30秒36円~149円!(国によって違います)
たっけえ!
もうこの時点で、国際ローミングの選択肢は消えました。
SIMカードを抜くか、渡航中ずっと機内モード(飛行機マーク)で決定です。
auやDocomoは海外向けの安いプランを出してるみたいですが、Ymobileはまだまだです。
まあWi-Fiなどネット環境さえ整えば、LINEを使って通話もチャットも無料なので、特に不自由はありません。
次に問題なのは、SIMを入れ替えるか、ルーターを借りるか、ということです。
ワイモバイルの場合、2015年以降に発売された対応機種のみ、契約から101日たつとシムロック解除出来るようになります。
(もしくは機種代を全額払い終えている場合)
私も夫も契約から1年たっているので、無事SIMロック解除出来ました。
ルーターは1台借りれば数台つなげるので、数人で使うには割安ではありますが、Wi-Fiルーターを持っている人と離れてしまった場合一切連絡が取れなくなるのが恐怖!
別行動するなら待ち合わせ場所を決めれますが、はぐれてしまったり、迷ってしまったり、トラブルがあっても連絡は取れません。
日本国内なら何とでもなりますが、海外ではぐれたら…
ということで、各自独立してネット回線を確保する方向に。
2人ともSIMカードでも良かったのですが、同行する義父の携帯や翻訳機もWi-Fiにつなぎたかったため、Wi-Fiルーター&海外SIMという選択になりました。
どちらも使い勝手がよく、同時にどちらも注意点があったので、使用感や操作方法を交えてレビューします。
結論から言うと、1人で行くならルーターレンタル
2人以上で行くなら、SIM入れられない人とかに1台ルーター持たせて、あとはSIMでいいんじゃない?という感じです。
最初に携帯とWi-Fiをつなげておけば、あとは特に携帯の設定を触らなくても勝手につながってくれるルーターの手軽さは最強でした。
Wi-Fiルーター
ネットで調べましたが、空港で受取も返却も出来るんですね。
夜遅くや朝早くに出発する場合は、郵送で自宅受け取り、返却を空港ですることも出来ます。
今回は香港&マカオなので、アジア周遊プランで、wi-hoのルーターを借りてみました。
当日レンタルも出来ますが、在庫がない場合もあるので、事前予約が確実ですよ!
ネットで予約できるので便利です。
出発前
今回は千歳空港からの出発です。
wi-hoのWi-Fiレンタルは国際線の到着口の近くにあります。
携帯の予約画面を見せ、簡単に手続きをしたらすぐに借りられました。
Wi-Fiルーターは精密機械のため、手荷物で機内持ち込みにしてください。
夫も私も最低限の荷物が入る小さなショルダーしか持っていなかったため、予定外の荷物に、仕方なくお買い物袋に入れて機内持ち込みしました(笑)
レンタルする場合カバンに余裕を持たせておきましょう。
現地に着いたらバタバタするのが目に見えているため、空港の待ち時間にWi-FiのPINコードを入れて、 それぞれの携帯とつないでおきました。
接続を確認したら、Wi-Fiの電源をオフにして、携帯は機内モード。
もう帰国まで飛行機マークを消すことはありません。
香港での使用感
飛行機が香港に着陸して、夫がWi-Fiの電源を入れると、たまっていたLINEが一気に入ってきました。
空港でのLINE通話も問題なく、空港到着早々、ずっと日本と電話していました。
マカオでの使用感
フェリーに乗り、マカオに到着しても、ずっとスムーズにつながっていました。
特に操作もしていません。
一緒にWi-Fiをつなげていた翻訳機も、サクサク動いていました。
1日500MBまでのプランにしたので、500MBを超えると低速化しましたが、翌朝には回復するので便利です。
6日間の中で500MBを超えたのは1日だけでした。
帰国後・返却
帰国後は、返却ポストに入れるだけで簡単。
数日後、返却手続き完了の通知がきました。
…て、終わり⁉と思いますよね。
私も書きながら、内容うっす!と思いましたよ。
でも本当に特筆することがないくらい、不便なく便利でした。
香港でもマカオでもずーっと夫と連絡取れてましたしね。
問題は私の海外SIMです。
海外SIM
今回私が利用したのはチャイナモバイルのネット専用SIMです。
現地について販売店を探したり、どれがいいか迷うのも嫌だったので、事前にアマゾンで購入していました。日本語の説明書もついていて良かったですよ。
飛行機での移動中に暇だったので、機内で差し替えてみました。
外した日本のSIMは無くしたら大変なので、SIMケースに。
このケース、ピン付きで一緒に収納出来てとても便利ですよ!
差し替えたら、こんな表示が出ました
飛行中に機内モードはオフに出来ないので、とりあえずここまで。
あとは香港についてから設定しよ~と電源オフ…
しかし、私はここで差し替えたのを激しく後悔しました。
香港使用感
さて。
香港について、人に流されるまま地下鉄に乗って、入国審査をして、荷物を探して、広い香港空港、本当に大変でした!
その間、夫のWi-Fiはサクサクで、日本でトラブルがあったらしくずーっと日本とLINEで通話していました。
私も日本のSIMを入れていれば、香港到着後すぐWi-Fiの恩恵を受けられたはずなのですが、機内で差し替えた海外SIMが何回パスワードを入れてもアクティベートしない!
パスワードが間違っていたのか、Wi-Fiが弱かったのか…
何度やってもこの画面に戻っちゃう!
パスワードもうろ覚えでした。
iPhoneで海外SIM差し替えようと思ってる方、シムロック解除と、 アップルID、パスワード、忘れず控えていってくださいね!
向こうに行って手続き出来ないとかシャレになりません。
私も思い当たる番号手当たり次第に入れましたが、全然進まず…
そのまま暴走タクシーに送られ、香港市内のホテルに。
ホテルについて、一度SIMを抜き、刺し直したら急につながりました!
何だったの…
香港市内ではUNICOM HKの表示が出ていました。
一度つながってしまえば、さすが現地SIM。検索もナビもMAPもスムーズでしたよ。
マカオ使用感
大変だったのはマカオについてから。
ホテルで夫と離ればなれになってしまったのですが、全く連絡がつかなくなってしまいました。
向こうはコールするらしいのですが、こっちに着信しない。
こっちからに至っては、電波が弱いと表示が出て、一切LINEも通話も出来ない。
探しに探し回って、やっと出会えて、部屋に戻ってから必死に対策を考えました。
夫のWi-Fiを繋いでやっとネットが復活したので
必死に検索しまくったら、ある結論にたどり着きました。
※とってもわかりやすく解説してくれてるサイトがあったのですが、繋がらないバタバタでブックマークするのを忘れていました…。帰国後も再度、検索しまくりましたが、結局見つけられず。
▲当時私が参考にしたサイトではないですが、香港マカオでSIMを設定する方法を教えてくれています。
海外SIMマカオで使えねー!と嘆いてる方、大丈夫ですよ!
香港とマカオでは、周波数が違うんです。
フェリーで行けるくらい近いけど、入国審査もあるし、国が違う。
国際ローミングがここで役立ちます。
方法は、設定のモバイル通信から、通信のオプションをタップ。
日本を出るとき、勝手に現地の回線をつかんで高額請求が来ないように、ローミングはオフにするってどこのサイトにも書いてあるので、当然のようにオフにしてました。
でもよく考えたら日本のSIM入れてないし、使い捨てのプリペイドSIMなので、高額請求とか関係ないですよね。
ちょっとドキドキしながら、えいや!と
ローミングをオンにしたら…
CTM という電波をキャッチして、無事マカオでも快適に使えるようになりました~。
はぁ~、どうなる事かと思った!
つながった後は、ストレスなくネットも使えて、香港に戻った後も問題なく使えました。
結論
あまり機械に詳しくなければ、日本でWi-Fiルーターをレンタルしていくのが一番おススメ。とっても楽です。
設定さえ済ませておけば、現地ですぐ回線がつながって安心!手軽!
ただ、携帯の他にルーターと、電池切れを防ぐためにモバイル充電器を持ち歩くなど、どうしても荷物が多くなります。
SIMはとっても安上がりで、持ち歩くのは携帯だけ。
ただ荷物が減る代わりに、現地で繋がらなかったり、設定をいじったり、アクティベートしたり、アクシデントがあったときに対応できる知識がないと途方に暮れるという恐れが…。
現地の空港やフェリーターミナルでもSIMカードが自販機で売られていたりするので、旅慣れしてる方は現地で買ったり、香港の空港で買って設定してもらうのも手かもしれません。
私が次また海外行くなら…
ハラハラしたくないので、多少手荷物増えても、Wi-Fiルーターをレンタルかな…(苦笑)
▼手帳やパスポートに引っ掛けておける。
シリコン製のSIMカードホルダー(iPhone用ピン付き)
▼香港・マカオで使えるトラベラーズSIM。 8日間無制限で使えます。通話は出来ませんが、ラインやスカイプ入れてれば、問題なく電話も出来ますよ。
楽しい海外旅行になりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました