道具も経験も無いけど子供に釣りをさせてあげたい方、さいとう釣り堀園に行けば手ぶらで簡単に釣り体験が出来ますよ!エサは魚の切り身なので、虫が苦手な方も安心。釣った魚の下処理もしてくれるので、帰ってからも楽ちん!釣りの楽しい所だけ味わえます。
清らかな倶多楽湖の清流で育った美味しいヤマメやニジマスの他に、生簀では大きなイトウやアルビノ、チョウザメなど様々な魚も見られます。
GWは息子と息子のお友達を船釣りに釣れて行く!と張り切っていたotto。
積丹の知り合いの漁師さんに連絡し、船を出してもらう約束をしていたのですが、数日前になって「強風で海が荒れてるから船が出せない」と連絡が来てしまいました。
息子もお友達も釣りを楽しみにしていたので、ottoは「いつも行く小樽の港や防波堤つれて行くかなー」と言っていましたが、予定日は全道的に春一番が吹き荒れていて、小樽などの日本海側は風速7~8mの予報。
そんな日に岸壁で釣りなんて、突風に押されて道具や子供達が海に落ちたらシャレにならんと私がストップ
あちこち調べて、安全に遊べそうな釣り堀に行く事にしました。
今回お邪魔したのはさいとう釣り堀園
もうすぐ創業60年を迎える、虎杖浜の釣り堀施設です。
営業時間は9時~、夏季は18時まで、冬季は17時まで営業しています。
このあたりは札幌のようにドカドカっと雪が積もらないので、冬も生簀が雪で埋まることなく、年中無休で釣りをすることが出来るようですよ
今回は混雑するであろうGWの利用だったので、頑張って開店直後を目指して向かいました!
我が家の最寄りの北広島インターからは、高速で1時間ほどの距離です。
登別東インターを降りたら、大きな鬼のオブジェがお出迎え。
鬼の指さす方と反対の方向に曲がって、わかさいも本舗の横の小道を進むとたどり着きます。
到着したら、まずは受付に行ってエサとバケツを貰い、玄関横に立てかけている竹の釣り竿を借ります。
※ホームページにはヤマメ用にロッドも有料で用意してると書いていましたが、竹竿でも十分釣れるので、今は貸し出していないとのことでした。
こちらは釣ったお魚の重さで料金が変わるので、最初に借りるエサ、バケツ、竿は無料です。釣れなければお金は一切かかりません(笑)
それぞれ竿を持ち、受付横の坂を下りていくと、魚たちが泳ぐ釣り場があります。
船釣りが中止になってからあちこちの釣り堀を検索して比較しましたが、さいとう釣り堀園に決めた理由はロケーションが素晴らしかったから!
ただ生簀が並ぶ釣り堀よりも、自然の中に釣りに来てる~って雰囲気感じられませんか?
マイナスイオンに癒される~
緑が豊富なのはもちろんですが、何より水が本当にきれい!
さいとう釣り堀園の中を流れる清流は、水質全国1位、透明度全国2位を誇る倶多楽湖の浸透水です。水質検査の評価も高く、飲料水メーカーから交渉話が来るほど!
淡白な魚の美味しさは、水の綺麗さに大きく左右されます。
こんな素晴らしい水で育った魚は絶対に美味しいはず!楽しみ~
釣りをしてもいい池は3つ、池によって魚の大きさが違い、難易度も違います。
釣った魚は量り売りですべて買い取りなので、釣りすぎ注意です
まず息子たちが挑戦したのは一番奥のニジマスの池。
さて、息子さんたち釣れるかな~
水がきれいなので、ニジマスが泳いでる姿がハッキリ見えます。
大きなニジマスは引きが強くて、釣れると大暴れするので、釣りあげたときの達成感がすごい!…んですが、ニジマスの買取価格は1キロ1800円(2024年時点)
目安として30cm~500g程度と言われていますが、一番奥の生簀のニジマスは丸々と太ってどの子も大きいので、1匹でも1キロ近くあるんじゃないでしょうか
やった~!釣れた~!と楽しくなって、どんどん釣りたくなっちゃいますが、そんなに釣っても食べきれないので…
4匹釣ったところで強制ストップ!
あとは小さい魚で楽しみましょう~
こちらの池には、小さなニジマスとヤマメ、白いヤマメ(アルビノ)が入っています。
ヤマメといえば、豊かな森と清らかな水の流れで育つ、渓流の女王ともいわれていますね。どんな味なのか、食べてみたい~
ニジマスは食いつきが強く、すぐポイポイ釣れたのに対し、小物釣り場の魚たちはちょっとコツがいるようで…なかなか釣れません。
水がきれいなので、自分の針についた餌をチョンチョン食べに来てるのが見えるんですが、見えるが故に気が急いて、針を咥える前に竿を引いてしまう…
でも待ちすぎても、小さな口で上手にエサをついばんでボロボロにして食べられてしまって…タイミングを合わせるのが難しい!
なんとか粘って、息子さんも釣りあげることが出来ました~!
リリース不可の釣り堀では、入れ食い状態だとすぐ終わっちゃうので、頑張って数匹釣れるくらいの難易度の方が長く駆け引きを楽しめていいですよね。
小物は1キロ2000円(2024年時点)
1匹150g前後なので、6~7匹ぐらいが1キロの目安です。
お子さん達にたくさん釣らせたい方は、小物だけに絞った方がお会計を想像してハラハラしませんよ(笑)
一方、一緒に行った娘さんはというと…
最初に釣りあげた大きなニジマスがビチビチと跳ね回るところを見て、すっかりビビってしまい、釣り堀から逃げて退屈していました。
せっかく来たのに「車で動画見る」とか「もう帰る」とか言い出すので…ちょっとでも楽しんでもらいたくて、受付で100円のえさを買って、魚にえさやりして遊びました。
受付の前にいるのは、幻の魚と言われている『イトウ』です。
日本最大の淡水魚で、大きい個体は1mを超え、水に落ちたネズミやヘビまで食べてしまうんだとか!
寿命も15年~20年と長生きで、過去には十勝川の下流で2mのイトウが捕獲された記録も残っている魚です。
澄んだ水の中をゆっくり優雅に泳ぐ姿は、威厳すら感じます。
生簀の中だから冷静に観察できますが、こんな大きな魚が川で泳いでたら、超ビビっちゃいますね~!
一般客用の釣り場の反対側には団体用の本格的な渓流釣り場があります。
10名以上~100名までで利用できるので、町内会やツアー、行事などにも利用できそうです。
こちらの渓流には魚は泳いでいなかったので、予約が入ったら予約人数に合わせて魚を入れるんでしょうか
より自然の川に近い状態で釣り出来て、気分が盛り上がりそうですね!
私も釣りたい…
と思いながらも、水が豊富な園内を走り回る娘ちゃんから目を離すわけにはいかず。一緒に散歩していると「たくさん釣ったしお腹も空いたから、そろそろやめるよ~」とottoから電話。
ああ~、私も釣りたかった~
受付に戻り、竹竿を外の棚に戻します。
バケツに入った魚を渡すと、スタッフの方が大きなニジマスと小さな魚に分けて、それぞれ量って料金を計算してくれました。
ニジマス…1800円/kg
- 刺身用➡皮を引いて柵に(無料)
- 揚げ物用➡3枚におろして小骨取り(無料)
- 刺身や唐揚げに調理➡(魚代+400円/kg)
小物…2000円/kg
- 頭・ハラワタ取り(無料)
- 唐揚げに調理➡1匹200円
いっちばん面倒な下処理を無料でしてくれるなんて有難すぎる~!
刺身や唐揚げにする場合はお金がかかります。
釣った魚をどうするかで値段が変わるので、何匹食べて何匹持ち帰るか、よく考えてから受付に会計しに行きましょう。
レストランはコロナ以降まだ再開してないんですが、おにぎりや飲み物は持ち込みOK。外にテーブルがあるので、ピクニック気分で食べられます。
GWはたくさんのお客さんが来ていて、調理は受付順なので、お昼時はちょっと込み合っていました。
30分ほどかかります~と言われましたが、ポケットベルを渡されるので、外で遊びながら待っていればあっという間ですよ。
ホームページに、湧き水がくめると書いてあったので、せっかくなら子供達に飲ませてみたいと空の水筒を持参してきていたmira
給水所っぽいものがあるのかな?と探し回りましたが見当たらず。スタッフさんに聞いてみると…
これですよー
イトウの池と受付の間にあって、スタッフの方が計量前に魚を洗ってくれていた水が、湧き水でした!
スタッフさんもペットボトルに汲んで休憩中に飲んだり、知ってる人はポリタンクで汲みに来る人もいるのだとか!
このまま飲んでも大丈夫と言われたので、私たちも水筒に入れて、味見させていただきました。
30分くらいかかると言われましたが、園内を散歩したり、湧水を汲んだり、持ってきたおにぎりを食べたりしていると、飽きる間もなくベルが鳴りました。
さっそく受け取りに行くと…
わわわ!すごい美味しそう!
刺身にはワサビと醤油、マスの唐揚げにはソースが付いてきました。
今回釣ったマス4匹は、1匹を刺身に調理、1匹と半分を唐揚げに調理してもらい、残り1匹半と小物魚は下処理してもらって持ち帰りにしました。
余ったらお友達の家族にお土産で持たせようと思って多めに調理してもらったので、すごい量…(笑)
では自然の中で、みんなが釣った魚と湧き水をいただきましょう!
マスの見た目は鮭と似てるけど、もう少し淡白で、お刺身は歯応えがありました。
揚げたての唐揚げも身がホクホクしてて美味しい~!
湧き水は飲みやすくて、身体の中にスルッと入っていく感じ。
子供達は家から持ってきた水道水や、浄水機の水と飲み比べたり、コンビニで買ったアルプス天然水と飲み比べたりして、湧き水の味を味わっていました(笑)
さっきまで元気で泳ぎ回っていた新鮮な食材の味や、カルキの入っていない天然の水の味を知る事は、普段の生活ではなかなか得られない経験ですよね
子供たちが「味が違う!」「美味しい」と喜んでくれたので、連れてきてよかったな~と感じました。
さすがにあの量をその場で食べきることが出来なかったので、受付に持って行って包んでもらいました。
お刺身や切り身は保冷剤を入れて包んでくれたので、夏場でも安心です。
持ち帰ったマスは、すっごく脂が乗っていたのでマス漬けにして漬け丼にしたり漬け茶漬けにしたり。塩コショウと小麦粉を振って、ムニエルにしたりして楽しみました。
小物はニジマスとヤマメが入っていたので、塩焼きにしたり、ガーリックソテーにしたり、いろんな食べ方を試してみました。
我が家の子供たちは、マスはムニエル、ヤマメはガーリックソテーで食べるのが気に入っていましたよ
心残りなのが、ヤマメも数匹唐揚げにして貰えば良かった…という事。
次行く時は小物釣り場をメインに釣りを楽しみ、現地では揚げたてのヤマメの唐揚げを味わいたいと思いました〜
さいとう釣堀園まとめ
住所
〒059-0641 北海道白老郡白老町虎杖浜439
▲さいとう釣り堀園に向けてナビを設定しました。その他のオプションをクリックすると、現在地からのルートや時間を調べることが出来ます。すぐに向かう場合は、そのままナビ出来ますよ。
問い合わせ
営業時間
夏季…9時〜18時
冬季…9時〜17時
子連れチェックポイント
- 道具は全て貸し出しなので手ぶらで行ける
- 足元は土や草なので、汚れてもいい歩きやすい靴で行く
- 針を外す時に暴れて滑るので、苦手なら軍手などを持っていく
- 飲み物、食べ物持ち込みOK
- ゴミは持ち帰り
- 魚にエサやりが出来る
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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