まるで本物の道路を走っている気分になる、千歳の交通公園。
実際に色が変わる信号機や、横断歩道、標識で、子供と楽しく遊びながら交通ルールを学ぶことが出来ます。
自分の自転車を持ってきて練習するのはもちろん、自転車も様々なサイズが用意されているので、手ぶらで遊びに来れますよ!
こちらの記事は2019年に長男と利用した時の情報を元に書いていますが、2023年に下の子も連れて再訪すると、リニューアルして更に素敵な公園になっていました!
リニューアルした様子はブログの後半で紹介しますが、お急ぎの方、変わった部分だけ知りたい方は目次からスキップも出来ますよ
交通公園は、千歳育ちのmiraが小学生の頃に遊んでいた公園です。
学区外だったので気軽に遊びに来れる場所ではなかったのですが、学校の遠足や交通教室など、千歳に住む小学生はだいたい授業の一環でこの公園を利用していました。(今もするのかな?)
道路も信号も標識もあって、とってもリアルなのに、普段は出来ない道路のど真ん中を走るという禁断の行為が許される場所というのは、子供心にもとても魅力的で(笑)
おままごとのような、非日常的な気分が味わえる、ちょっと特別な場所だったのを覚えています。
場所はとってもわかりやすい。サケのふるさと千歳水族館のお隣です。
自転車で遊んだ後は、隣のサケのふるさと館や道の駅で遊ぶのも楽しいですよ。
千歳 交通公園で出来ること
まず初めに、交通公園にはルールがあります。
自転車は手軽な乗り物ですが、スピードを出し過ぎると大きな事故を引き起こす危険な乗り物に変わります。
様々な年齢の子が遊ぶ場所なので、公園の中を好き勝手に自転車が走り回ると危ないという事を、必ず遊ぶ前に子供に教えましょう。
大きな道路に合流する部分は、一時停止(赤丸)して、他の自転車が来てないか確認することも教えてくださいね。
貸し出し自転車
数に限りがありますが、交通公園には14インチから大人サイズまで貸し出し自転車が置いてあり、無料で使うことが出来ます。
14インチと16インチは補助輪付きと補助輪なし、両方用意されているので、自転車練習にもぴったり。実際に乗ってみて、自分に合ったサイズを探すことも出来ますよ
もちろん自分の自転車を持ってきて遊んでも大丈夫です
同じくらいの年齢の子供がたくさん遊びに来ていると、乗れるサイズが全部借りられてしまってなかなか遊べない…ってこともあるので、自分の自転車を持って来られる方は持参したほうが確実にゆっくり遊べますよ
あとで詳しく書きますが、現在ストライダーなどの、ペダルがないバランスバイクは公園内で利用禁止です。ご注意ください!
ゴーカート
足でペダルをこぐタイプのゴーカートは子供たちに大人気!
大きさは2種類あり、赤が一回り大きいサイズです。
ゴーカートは小学6年生まで利用可能で、小学校低学年~幼児は黄色か青、中~高学年は赤のゴーカートが乗りやすそうでした。
ゴーカートは2人乗り禁止、サンダルでの利用禁止など、注意事項が色々あります。
使用の注意の看板を見ていたら「利用は初めてですか?」と管理人さんが話しかけてくれて、コースの説明をしてくれました
ゴーカートは乗れるところが決まっているそうで、スタートからゴーカートのコースまでは地面に案内が書かれています。
※リニューアル後、このゴーカートコースが整備されて少し変わっています。
自転車で走る場所とゴーカートで走る場所がよりハッキリ分けられましたので、利用の際は現地で確認してください。
林の中が、ゴーカート専用のコースです。
横断歩道に向かう左側は自転車のコースなので、ゴーカートで曲がってはダメですよ。
そして自転車も、ゴーカートのコースに乗り入れ禁止です。
ゴーカートのペダルは回転式ではなく、前後に踏み込んで動かします。
最初は操作方法に戸惑いますが、大人が後ろからそっと押してあげるとペダルが動くので、コツをつかむまで手伝ってあげました。
くねくね道路のハンドル操作に苦戦しながらも、楽しそうな息子さん。
木も多くて、子供の後をついてお散歩するのも気持ちいいです~
ちなみにこの時、ゴーカートのすぐ横を猛スピードで走り抜けていく小学生や、草むらを自転車で追いかけっこして走り回る親子がいました
初めて来ると公園のルールがわからないかもしれませんが、ゴーカートコースや芝生は自転車の侵入禁止です。小さな子がフラフラハンドル操作する車の横をスピード出して追い抜いていくなんて、どちらも危険だとヒヤッとしました。
この時は管理人さんが走って追いかけて注意してくれていましたが、管理はシルバー人材の方たちがしてくれているそうなので、みんながみんなそんなに元気じゃないですよね…(笑)
まずは付き添う大人がルールや注意事項を理解して、子供に教えてあげるべきだと感じました楽しくなるとどうしてもスピードを出したくなりますが、一歩間違えば大事故です。
その他の乗り物は芝生か広場で
ストライダーを練習する子どもを追いかけながら、スケボーに乗るパパさんがいました。案の定、管理人さんに呼び止められていました(管理人さん…走りっぱなし)
三輪車を含む自転車とゴーカート以外は公園内の道路で走行できないようで、それ以外の乗り物で遊ぶ場合は、草のない広場でお願いします、とのことでした。
スケボー、ストライダー、キックバイクなど、自転車以外の乗り物はここで遊びましょう。
2019年は自転車以外の遊具はここで遊べたんですが、リニューアル以降厳しくなり、スケボー、キックボード、ランニングバイクの公園内利用が出来なくなりました。
実際に動く道路標識
子供が小学生になって一人で自転車で出かけるようになったら、交通ルールはどのタイミングでどうやって教えようか悩みませんか?
理想は親も自転車に乗って、指示しながら走って教えるのが一番いいんでしょうけど、miraもottoも車で移動がメインなので、自転車を持っていません。
そもそも一般道って、子供は歩道を自転車で走れるけど、大人は車道ですよね?
車通りの少ない住宅街ならまだしも、標識があるような大きな道路で指示しながら2台でちんたら走るのは危ない…
そんな時にぴったりなのが、この公園
大人用の自転車も数台用意してくれてるので、親子で前後に並んで、標識など教えながら遊べます。
親目線になって初めてわかる、交通公園のありがたさ…(苦笑)
こんな車道の真ん中で、堂々と信号待ちする事なんて普段はありませんが(笑)ちゃんと停止線で止まって、信号変わったら左右を確認して進む姿が微笑ましい~
押しボタン式信号は壊れていて光りませんでしたが、このボタン、大人も子供もつい押したくなりますよね…(笑)
ボタン好きなお子さんをお持ちのパパさん、ママさん!ここに来れば思う存分ボタンを押させてあげられますよ…!
2023年、リニューアルして光るようになっていました!楽しいー(笑)
公園全体が大きなおままごと空間。
横断歩道では青になるたび「ママ!渡って!」と言われ、信号待ちする自転車の前を、手を挙げて何往復も渡らされました
自転車だけじゃなく、信号の渡り方や歩道の歩き方も、遊びながら勉強できて良いですね
自転車購入前の試し乗りにも
上の写真で息子が乗っている赤い自転車は14インチです。
家にあるランニングバイクが14インチで、慣れ親しんだサイズで安心感があるのか、息子さん迷わず14インチに乗っていましたが、年長の息子にはちょっと窮屈で、ペダルも漕ぎにくそうでした。
そこで16インチに乗せてみると、最初は「怖い」「フラフラする」とビビっていましたが(補助輪あるのに)、コツをつかむとスイスイ!
ペダルも軽く、めっちゃ漕ぎやすそうです!
操作性の違いは本人も分かるようで、私を置いて一人でどんどん進んでいきます。
大きさの目安として、幼児の自転車デビューで人気のストライダーは12インチ。息子に3歳で買い与えたランニングバイクは14インチ。
息子さん、お下がりで18インチの自転車をいただいたんですが、サドルを一番下にしても微妙に大きく車体も重く、フラフラして乗るのを嫌がってたんですよね。
14インチのランニングバイクで慣らした後は18インチに乗せようと思ってたんですが、背の小さい息子さん(年長)には、16インチが丁度よかったようです
ランニングバイクはスイスイなのに、なかなか自転車に乗れない事を悩んでいましたが、公園で色んなサイズに乗せてみて、自転車に慣れる前はサイズ選びが本当に重要なんだな~と痛感しました
ちゃんと自分に合ったサイズの自転車に乗ると、ペダルの漕ぎやすさもバランスのとり方も目に見えて違いが分かります。
購入を検討するとき、ついつい長い目で見て大きいの選んじゃいますが、大きいとその分重いし重心も違って操作しづらいみたいですね。
自転車を購入する前に、ここで様々なサイズの自転車に乗って、実際に広い場所を走ってみて、子供と相談しながらサイズを決めるのも良いな~と思いました!
交通公園で実際に乗ってみて、息子には16インチが操作しやすくぴったりだと分かったので、その後16インチのDバイクを買いました!
補助輪、バランスバイク、自転車と3パターンに簡単に組み替えられる多機能な自転車で、購入から数週間で自転車に乗れるようになりました(えっ…)
自転車購入検討してる方はこちらの記事も見てみてくださいね
2023年 交通公園がリニューアル!
2019年に利用した時は臨月で、長男の自転車を押しながらヒーヒー言っていたのですが、年月が経ちお腹の中にいた子はあっという間に大きくなり…
家の中で兄妹揃ってダラダラと、1日中ゲームをするようになりました!こらー!
実家に帰省した際、あまりにもゲームし過ぎなので「散歩行くよ!」と無理やり連れ出し、母子3人だーらだーらと歩きまくって交通公園にたどり着きました。
到着してびっくり!遊具が出来てる!駐車場が出来てる!
過去の地図と比べた、変更点はこちら
以前は公園の外に小さな駐車場しかなくて不便だったのに、41台分の大きな駐車場が!
老朽化で遊具が撤去されて以来、遊ぶものが何もなかった広場には、新しいコンビネーション遊具やブランコも出来ていました!
自転車に乗れない小さな子も楽しめて、有り難いですね~
遊具広場の奥にある四角い建物はトイレです。
古かった公園のトイレは撤去され、代わりにベビーキープのある個室や、おむつ替え用のベッドもある広めのユニバーサルトイレも備えた、綺麗なトイレが完備されました!
もうこれで、おむつ替えするためだけに遊びを切り上げて、隣の道の駅に駆け込まなくていいんですね!
使いづらかった所が改善されていて、感動です~(笑)
故障してボタンを押しても光らなかった押しボタン式信号も、今どきのLEDに!
ボタンを押すとちゃんと光ります!たぁーのしー(子よりテンションが上がる母)
「ほいくえんでおさんぽするから、しってるよ!」と主張する娘ちゃんも、自分でボタンを押すのは初めて。
ニコニコしながらボタンを押したら、左右確認して信号を渡る練習をしました。
変更点は良い事ばかりではなく、厳しくなった所も…。
上でも書きましたが、ストライダーを始めとするペダルの無いランニングバイクは使用禁止になりました
以前利用した時は、ストライダーは公園内の道路部分でも遊べていました。
ランニングバイクダメになっちゃったんですね~と管理人さんに聞いてみると
「ランニングバイクって、乗れる子は結構スピード出すし、めちゃくちゃに走るでしょ。」とのこと
きっと危ない場面がたくさんあったんだろうな、と納得すると同時に、すっごく残念な気持ちになりました
ランニングバイクに乗るような年齢の子が、一人でバイク持って遊びに来れるわけじゃないんだから、必ず保護者がいたはずです。危ない乗り方をしたら、管理人より先に注意するべき大人が傍にいたはずです。
利用自体を禁止しなければいけないくらい利用者のマナーが悪かったか、管理人が注意して回るのが大変だったか…。大けがに繋がりかねないからこそ、禁止せざるを得ない。
利用者の安全を考えると、公園が厳しくなっていくのは仕方のない事ですね…。
さて、我が家の子供たちはというと、ぷらっと散歩の途中に来てしまったため、サンダル履きでしたあ~、交通公園まで歩けるなら靴はかせれば良かった~
娘ちゃんゴーカートに乗りたそうでしたが、ゴーカートはサンダルで利用できないので、代わりに自転車を借りて遊びましたよ
公園でいろんな子が自転車に乗っているのを見て、娘ちゃんも興味を持って補助輪自転車に乗れたので、家でも自転車練習を始めるきっかけになりました。
あまり自転車に興味の無い子も、ここに来るとみんな自転車の練習をしているので、モチベーションが上がるかもしれませんね
今度はきちんと靴を履かせて、マイ自転車を持って、計画的に遊びに行きたいと思います(笑)
千歳 交通公園 詳細まとめ
住所・所在地
住所… 北海道千歳市花園1丁目6
▲マップは、交通公園の駐車場に合わせて設定しています。
車で向かう場合、このままナビすれば駐車場までスムーズですよ
その他のオプションをクリックすれば、現在地からナビ出来ます。
問い合わせ
・公園 管理事務所
0123-24-8848
・市民生活安全課防犯・交通係
0123-24-0263
利用期間・開園時間・休園日
利用期間…毎年 5月1日~10月31日まで
開園時間…午前9時から午後5時まで
休園日…毎週月曜日
(月曜が祝日の場合、翌平日が休み)
子連れチェックポイント
- 自転車が無料で借りられる
- 補助輪付き、補助輪なし、様々なサイズで練習できる
- 安全に交通ルールを学べる
- 自転車に飽きたらゴーカートで遊べる
- 自分の自転車も持ち込みOK
- 公園内に、水道・トイレあり
- ベンチでお昼も食べられる
- 隣のサーモンパーク(道の駅)でも遊べる
自動販売機は無いので、夏の暑い日は水筒持参が良いですよ。
木が多いので木陰は涼しいですが、時間帯や時期によっては虫がいるかもしれません。虫よけ対策もしていくと安心です。
最後まで読んでいただきありがとうございました
お子さんと楽しいお出かけになりますように